昨日10日(水)は、神奈川県で猛烈な雨の降った所がありました。
最大1時間降水量(50.0mm/h以上)
神奈川県相模原中央(サガミハラチュウオウ)
86.5mm/h
神奈川県海老名(エビナ)
52.5mm/h
原因は、大気の状態が不安定になったことによるものです。
大気の状態が不安定というのは、
地上の気温が高くなったり、
上空に冷たい空気が流れ込んだりすることで起こります。
しかし、おととい09日(火)の方が地上の気温が高かったですし、
上空には冷たい空気が流れ込んでいました。
2016年08月09日09時アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図
2016年08月09日09時アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図
これは、天気予報を作成する時に見る、
上空の気温などが書かれた図です。
あまり専門的な図などを使用するのはどうかとも思いますが、
ご容赦ください。
09日09時の下図の日本海に『C』があります。
これは『上空の寒気』を意味しています。
10日09時の下図には『C』はなく、
日本の東海上には『-6』の破線で囲まれた所があります。
この二つの図が意味しているのは、
『09日09時に日本海にあった寒気が東へ進み、
10日09時には日本の東の海上へ抜けた』、
ということです。
つまり、09日09時~10日09時にかけては上空に寒気が流れ込んで、
09日は関東では地上の気温が高かったので、
大気の状態は不安定だったはずです。
にもかかわらず、
09日は関東では雨が降らず、
10日に猛烈な雨が降りました。
それは何故なのでしょう。
そこで、09日と10日の関東の1時間ごとの雨と風の様子を確認します。
0 件のコメント:
コメントを投稿