2017年4月30日日曜日

東・西日本で不安定に

明日は上空に冷たい空気が流れ込み、
東・西日本で大気の状態が不安定となる見込みです。

2017年04月30日15時実況天気図~05月02日09時予想天気図



地上天気図で上空の寒気の説明をすることはできませんが、
時間の経過とともに、
低気圧から前線がのびることが確認できます。

前線は、暖かい空気と冷たい空気の境にできますので、
そのことが上空に寒気が流れ込んでいることと関係しているとお考え下さい。

全般気象情報

2017年4月28日金曜日

防災情報とは

ご閲覧、ありがとうございます。

前々から小耳に挟んではいましたが、
気象庁は大雨・洪水警報の基準を変更します。

雨による災害発生の危険度の高まりを評価する技術を活用した大雨・洪水警報や大雨特別警報の改善、及び危険度分布の提供について 

http://www.jma.go.jp/jma/press/1704/28b/20170428riskmap.html

私のスカスカの脳みそでは、
内容をすぐに理解することは不可能です。

これでも気象を生業としていますので、
それで理解できないことが、
一般の方々にできるのかは疑問を感じます。

気象災害が発生すると、
新しい情報の発信や基準の見直しが行われますが、
防災情報の真の目的は、
人々の命を守ることであるはずです。

今回の大雨・洪水警報の基準の見直しが、
責任逃れや疑念を煙に巻くことを目的としたものでないことだけは、
祈りたいのですが……。

2017年4月27日木曜日

石垣島で猛烈な雨

閲覧、感謝です。

昨日は石垣島で猛烈な雨が降り、
1日の降水量が200mmを超える大雨となりました。



24時間降水量(200.0mm/day以上)

沖縄県石垣島(イシガキジマ)
269.5mm/day


最大1時間降水量(50.0mm/h以上)

沖縄県石垣島(イシガキジマ)
98.0mm/h

1時間ごとのグラフを確認しますと、
降水量が多くなった時間に、
風向が南よりから北よりに変わっています。


ただ、天気図を見ると、
なぜ風向が変わったのかは少し判りません。

2017年04月26日03~21時実況天気図


いずれにせよ、
沖縄地方では雨の降り方に気を付けなければいけない季節に移り変わっているようです。

2017年4月23日日曜日

気象庁HPの過去の気象データ検索について

ご閲覧、ありがとうございます。

気象庁はHPで観測値を検索できるようにしています。

過去の気象データ検索

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

これまで幾度となく見てきましたが、
“グラフ”を確認することを初めて知りました。


正直なところを申し上げれば、
「グラフボタン、いつの間にできたの?」
というのが本音です。

ここ最近で、東京で降水量が多かったのは04/11だったようですので、
その日のグラフを確認してみます。

2017年04月11日 東京の1時間ごとの観測値(降水量)


2017年04月11日 東京の1時間ごとの観測値(気温)


2017年04月11日 東京の1時間ごとの観測値(風向風速)


私が作成したグラフも掲載します。


気象庁HPでは1つのグラフにつき1つの要素しか表示していないのですが、
私のグラフは3つの要素(降水量・気温・風向風速)を表示するようにしています。

どちらが良いのかは、
それぞれの判断によるところではありますが、
私の作成したグラフは見やすく工夫してあるという自負は多少ありますので、
「これを何とかうまく販売することはできないかな?」
と、考えていました。

しかし、気象庁HPで無料でグラフを確認できるとなりますと、
「別に無料で情報を得られるのなら、それで良いや」
となるのは当然です。

もっとも、
「お金を出してでも、あなたの作成したグラフが欲しい」
と言わせる自信がないのが情けなくはありますが。

2017年4月20日木曜日

2017年04月19日の風

閲覧、感謝です。

昨日は上空に寒気を伴った低気圧が東北地方を通過し、
東北と北陸で、非常に強い風の吹いた所がありました。

2017年04月19日03~21時実況天気図







最大風速(20.0m/s以上)

山形県飛島(トビシマ)
27.6m/s
福島県白河(シラカワ)
21.4m/s
宮城県名取(ナトリ)
20.1m/s


最大瞬間風速(30.0m/s以上)

山形県飛島(トビシマ)
36.3m/s
山形県小国(オグニ)
33.2m/s
福島県小名浜(オナハマ)
32.8m/s
福島県白河(シラカワ)
32.7m/s
福島県二本松(ニホンマツ)
32.4m/s
福島県浪江(ナミエ)
32.4m/s
宮城県江ノ島(エノシマ)
32.3m/s
福島県広野(ヒロノ)
31.0m/s
宮城県仙台(センダイ)
30.4m/s
宮城県白石(シロイシ)
30.3m/s



最大風速(20.0m/s以上)

新潟県両津(リョウツ)
23.9m/s


最大瞬間風速(30.0m/s以上)

新潟県両津(リョウツ)
32.4m/s

私の想像以上に、
広い範囲で暴風となりました。

もっとも現在は研修中で、
あまり予測資料をまともに見ていません。

2017年4月19日水曜日

2017年04月18日の天気

ご閲覧、ありがとうございます。

昨日は前線を伴った発達した低気圧が、
日本海を北東へ進みました。

2017年04月18日03~21時実況天気図




最大風速(上位5地点)

高知県室戸岬(ムロトミサキ)
29.2m/s
山形県飛島(トビシマ)
24.5m/s
新潟県両津(リョウツ)
23.7m/s
山形県狩川(カリカワ)
24.5m/s
和歌山県友ヶ島(トモガシマ)
22.6m/s

★:観測史上1位の値を更新


最大瞬間風速(上位5地点)

北海道真狩(マッカリ)
42.2m/s
北海道倶知安(クッチャン)
34.9m/s
北海道斜里(シャリ)
34.7m/s
秋田県八森(ハチモリ)
34.2m/s
北海道共和(キョウワ)
34.0m/s



24時間降水量(100.0mm/day以上)

静岡県天城山(アマギサン)
163.0mm/day
北海道カルルス(カルルス)
135.0mm/day
静岡県御前崎(オマエザキ)
128.0mm/day
東京都大島(オオシマ)
118.0mm/day
和歌山県護摩壇山(ゴマダンザン)
163.0mm/day
北海道森野(モリノ)
114.5mm/day
静岡県稲取(イナトリ)
109.5mm/day
神奈川県箱根(ハコネ)
104.5mm/day


最大1時間降水量(50.0mm/h以上)

静岡県御前崎(オマエザキ)
80.5mm/h
高知県魚梁瀬(ヤナセ)
38.5mm/h
東京都大島(オオシマ)
38.5mm/h
和歌山県高野山(コウヤサン)
52.0mm/h

☆:04月の1位の値を更新

低気圧が近づいた北海道では、
大雨・暴風・大雪となった所がありましたので、
詳細を記載します。








東北・北陸 今夜の暴風に警戒

三陸沖にある上空に寒気を伴った低気圧は、
今夜にかけて東北・北陸地方に影響するでしょう。

2017年04月19日18時実況天気図


東北・北陸では、今夜遅くにかけて、
海上を中心に非常に強い風が吹くおそれがあります。


19日の最大風速(最大瞬間風速)

東北地方:20m/s(35m/s)
北陸地方:20m/s(30m/s)

また、明日(木)の明け方にかけては、
東北・北陸の海は大しけとなる見込みです。

2017年04月20日09時 沿岸波浪予想図


20日にかけての波の高さ

東北地方・北陸地方:6m

引き続き暴風と高波に警戒してください。

全般気象情報


2017年4月18日火曜日

2017年04月17日の天気

閲覧、感謝です。

昨日は、低気圧が発達しながら大陸から日本海へと進み、
西日本では荒れた天気となりました。

2017年04月17日03~21時実況天気図






最大風速(20.0m/s以上)

高知県室戸岬(ムロトミサキ)
29.8m/s


最大瞬間風速(30.0m/s以上)

高知県室戸岬(ムロトミサキ)
35.4m/s


最大風速(20.0m/s以上)

和歌山県友ヶ島(トモガシマ)
25.1m/s
大阪府関空島(カンクウジマ)
23.0m/s
兵庫県神戸空港(コウベクウコウ)
20.7m/s


最大瞬間風速(30.0m/s以上)

和歌山県友ヶ島(トモガシマ)
31.3m/s


最大瞬間風速(30.0m/s以上)

長崎県雲仙岳(ウンゼンダケ)
31.2m/s





24時間降水量(200.0mm/day以上)

高知県魚梁瀬(ヤナセ)
291.5mm/day
高知県繁藤(シゲトウ)
207.0mm/day

☆:04月の1位の値を更新


最大1時間降水量(50.0mm/h以上)

高知県魚梁瀬(ヤナセ)
75.0mm/h

☆:04月の1位の値を更新

低気圧の中心気圧は、
03時から21時までに16hpa低くなっていますので、
急速に発達したことが判ります。