カロリン諸島で台風21号が発生しました。
台風21号予想進路図
週間予報の概況では、
21日(土)頃から、
日本が影響を受けるおそれがある旨が記述されています。
気象庁週間予報
http://www.jma.go.jp/jp/week/週間予報の概況に文言を記載したのでしょうか。
この台風が発生する可能性があることは、
予測資料では数日前から表現されていました。
いくつかの気象業務許可事業者は、
そのことを呼び掛けていました。
現在は、
インターネットに接続できる環境があれば、
諸外国の予測資料を見ることが可能です。
ですが、それらを利用して、
台風の説明をすることはできないとされています。
なぜなら、
台風のような大きな被害が発生する可能性がある現象については、
我々は利用者に対して、
気象庁の予報をもとにした情報を提供するように決められているからです。
気象庁は、
その理由について、
「複数の情報があると、
利用者の混乱を招く可能性がある」
としています。
これには納得できるのですが、
それならば台風の予測に関しては、
5日先よりも先の予測を提供する必要があるのではないでしょうか。
気象庁は、
これにつきましては、
『5日以上先の予測精度は低いため提供しない』としていますが、
利用者としては不満があることは明白です。
以上のことから、
諸外国の資料を利用して、
台風の解説などをしてはいけないとのことですので、
気象庁の資料を利用して、
21日以降の気圧配置について説明します。
以下の資料は、
気象庁HPでも掲載されていますので、
問題はないでしょう。
2017年10月21日21時アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図
2017年10月22日21時アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図
2017年10月23日21時アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図
2017年10月24日21時アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図
2017年10月25日21時アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図
2017年10月21日21時~25日21時アジア地上気圧、850hPa気温予想図(修正)
発達した低気圧は、
23日21時は九州の南の海上へ、
24日21時は日本海北部へ進みます。
25日21時は北海道の東の海上へ抜けるでしょう。
気象庁は、
21日以降につきましては、
台風であるかまだ発表していませんので、
発達した低気圧と表現しました。
これから発表される情報にご注意ください。
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