はじめに、2016年11月20日09:00頃の狭山市の様子です。
霧で見通しが悪くなっています。
同時刻の衛星画像(赤外・可視)で確認しますと、
関東の内陸に赤外では何もありませんが、
可視では白い領域が見られます。
2016年11月20日09時衛星画像(赤外)
2016年11月20日09時衛星画像(可視)
霧が発生した原因は、
昨日降った雨で湿度が高く、
風が弱かったためと考えられます。
2016年11月20日09時アメダス(風)
アメダス(気温)で確認しますと、
10℃以下の所で霧が発生しているようです。
2016年11月20日09時アメダス(気温)
とは言え、上空が晴れていることは間違いありませんので、
もうじき晴れるとは思うのですが。
で、2016年11月20日11:00頃の狭山市の様子です。
さて、時間は前後しますが、
昨日の関東は気温が上がりませんでした。
2016年11月19日03~21時実況天気図
東日本を前線を伴った低気圧が通り過ぎ、
雨が長く降りました。
低気圧の中心が、
関東の内陸を通り過ぎるため、
南風が吹いて気温は下がらないとの予想だったようですが、
そうはなりませんでした。
昨日の東京の最高気温は12.0℃で、
19:32に記録されました。
このような時の関東の気温を予想するのは、
非常に難しいです。
低気圧に向かって南よりの風が長く続くと、
気温は上がるのですが、
北よりの風が続いてしまうと、
気温は上がりません。
また、冷たい空気が溜まってしまいますと、
南よりの風により暖かい空気が流れ込んでも、
気温は上がりません。
なぜかと申しますと、
暖かい空気は軽く、
冷たい空気は重いため、
暖かい空気は上空へと流れてしまい、
地上には入ってこないのです。
と、判ってはいたのですが、
それを下回るほどの気温の低さでした。
その分かれ目となるのが、
何なのかが判れば良いのですが、
私の知識や経験では見当がつきません。
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