2016年10月31日月曜日

夏の終わり

閲覧、感謝です。

昨日は全国で最高気温が30℃以上の真夏日となった地点が『0』でした。


今年の05月18日から、
全国のどこかで真夏日となった地点があったのですが、
昨日でそれが途切れました。


おとといは、近畿地方で木枯らし1号が観測されました。

近畿地方で木枯らし1号

http://weather-room.blogspot.jp/2016/10/blog-post_30.html

木枯らし1号の観測と、
真夏日地点が『0』となったことは、
関係しているのでしょうか。

去年、木枯らし1号が観測されたのは、
東京地方は10月24日、
近畿地方では10月25日でした。

平成27年10月24日に東京地方で「木枯らし1号」が吹きました。

http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/koho/hodo/kogarashi2015.pdf

近畿地方で「木枯らし1号」が吹きました。

http://www.jma-net.go.jp/osaka/topics/H27/20151025kogarashi.pdf

上記のリンクを確認していただければ、
東京で風が強くなったのは日付が変わる少し前ですので、
ほぼ同じと捉えて問題ないでしょう。

真夏日地点が観測された期間は05月23日~10月10日までとのことです。

真夏日・猛暑日となった観測地点数 (2015年 日毎) 

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/temp/2015_hp.pdf

……、早くも関連がないことが証明されてしまいました。

せっかくなので、もう少し調べてみます。

2015年10月11日の天気図を確認します。

2015年10月11日09時実況天気図


2015年10月11日21時実況天気図


二つ玉(五つ玉?)低気圧から冬型へといった天気図です。

気圧配置が冬型なのが、
共通点ではありますが、
冬型の気圧配置でないと、
木枯らし1号は観測されません。

もっとも、ここ最近の最高気温30℃以上となった地点は沖縄地方のはずです。

また、これぐらいのことはすでに調べている方はいるでしょうから、
関連があれば、
テレビの天気予報などで取り上げられていると思われます。

……、見切り発車の検証でした。

とは言え、自分で調べることが大切と思いますので、
念の為、ブログを更新した次第です。

2016年10月30日日曜日

近畿地方で木枯らし1号

ご閲覧、ありがとうございます。

昨日は、冬型の気圧配置が強まり、
近畿地方で木枯らし1号が観測されました。

2016年10月29日09時実況天気図



最大風速

滋賀県彦根(ヒコネ)
11.6m/s
京都府舞鶴(マイヅル)
11.8m/s
京都府京都(キョウト)
5.4m/s
大阪府大阪(マイヅル)
7.3m/s
兵庫県神戸(ヒコネ)
10.8m/s
奈良県奈良(ナラ)
2.9m/s
和歌山県和歌山(ワカヤマ)
10.5m/s


最大瞬間風速

滋賀県彦根(ヒコネ)
16.4m/s
京都府舞鶴(マイヅル)
17.2m/s
京都府京都(キョウト)
10.1m/s
大阪府大阪(マイヅル)
13.3m/s
兵庫県神戸(ヒコネ)
15.8m/s
奈良県奈良(ナラ)
7.6m/s
和歌山県和歌山(ワカヤマ)
17.0m/s

近畿地方での木枯らし1号の発表基準は、
以下の通りです。

近畿地方

■期間
霜降(10月23日頃)~冬至(12月21日頃)
■気圧配置
西高東低
■風向
北北東から西北西
■風速
最大風速8m/s以上
■観測地点
大阪・神戸・京都・舞鶴・彦根・奈良・和歌山(いずれかの気象台)

ところで、昨日は冬型の気圧配置が強まりましたが、
東京地方では、木枯らし1号は観測されませんでした。

東京地方の木枯らし1号の発表基準は、
以下の通りです。

東京地方

■期間
10月半ば~11月末
■気圧配置
西高東低
■風向
北から西北西
■風速
最大風速8m/s以上
■観測地点
東京

原因は、関東の南海上で寒冷前線が北に曲がっていることであると考えられます。

専門的には『キンク』と言います。

簡単に説明しますと、
『低気圧とまでは言えないが、風が反時計回りに吹いているところ』
というように捉えていただければと思います。

このため、関東地方の南部では東よりの風が吹きました。

昨日の関東の天気は、
南部はくもりでしたが、
北部では晴れました。


北部では北よりの風が吹きましたので、
キンクの影響は、
関東南部だけだったことが判ります。

2016年10月26日水曜日

台風16号経路図・位置表

閲覧、感謝です。

台風16号の経路図と位置表を掲載します。



台風16号は、
09月20日00時過ぎに鹿児島県大隅半島に上陸、
11時頃に高知県室戸岬付近を通過、
13時30分頃に和歌山県田辺市付近に再上陸、
17時過ぎに愛知県常滑市付近に再上陸しました。

その時の天気につきましては、
以下のリンクをご確認ください。

2016年09月17~18日の天気

http://weather-room.blogspot.jp/2016/09/2016091718.html

鹿児島で猛烈な雨風

http://weather-room.blogspot.jp/2016/09/blog-post_20.html

2016年09月20日の天気(暫定版)

http://weather-room.blogspot.jp/2016/09/20160920.html

2016年09月20日の天気

http://weather-room.blogspot.jp/2016/09/20160920_22.html

台風15号経路図・位置表

ご閲覧、ありがとうございます。

台風15号の経路図と位置表を掲載します。



わずか半日で熱帯低気圧に変わりました。

台風14号経路図・位置表

閲覧、感謝です。

台風14号の経路図と位置表を掲載します。



日本に大きな影響はなかったようです。

Excelでアメダスデータ取得

ご閲覧、ありがとうございます。

これまでのブログ更新で取得していたアメダス観測値は、
Excelを用いてきました。

それはそれで非常に有用なのですが、
自分のPCでしか使えないという欠点があります。

つまり、そのExcelを他のドライブなどへコピーすると、
使用不可となってしまうのです。

これでは、どんなに有用なアプリケーション(言い過ぎ)でも、
「大したことないじゃん」となってしまいます。

何故そのようになってしまうのかは、
私の知識では説明できないのですが、
「何とかならないものか」
と考えていました。

で、これまでと同じようにNet検索した末に辿り着きました。

とりあえず作成したのは、
東京アメダスの日ごとの観測値を取得するExcelです。

『作成』ボタンを選択します。


フォームが立ち上がるので、
取得したい年月の数字を入力します。


今回は、
年は『2016』
月は『10』
と入力します。


『01.入力』ボタンを選択します。


ExcelのB1セルに年が、
B2セルに月が入力されます。


『02.更新』ボタンを選択します。


東京アメダスの2016年10月の観測値が取得されます。

観測値に欠測などがある場合に、
『 ) 』や『 ] 』が付記されるのですが、
この記号があると、
GMTを作成することができないので、
削除する必要があります。

その作業をするために、
『 )]消し』ボタンを選択します。


というExcelを作成しました。

問題は1300あるアメダス観測値を取得するための作業を、
これからしなくてはいけないということです。

この価値を判ってくれる相手が、
果たしてどれくらいいるのでしょうか。

2016年10月24日月曜日

捜し物は……

閲覧、感謝です。

本投稿は、いつもと趣旨を変え、
砕けた内容で、
天気に関する情報をお届けいたします。

「練馬アメダスは、石神井公園にあるらしい」

そんな噂を聞き、
捜しに行きました。

幸い、通勤圏内ですので、
交通費は0円です。


練馬アメダスは、
正確に言いますと、
石神井公園ではなく、
『石神井松の風文化公園』
にあります。



また、公園の案内板には、
ご丁寧に表記がされています。



(オレンジのテープに記載)

太陽の角度の加減で、
うまく撮影できませんでしたが、
見つけることができました。





基本的には、
アメダスは公開はされていません。

公開されているのは、
東京(北の丸公園)のみです。


とは言え、
今はインターネットが普及していて、
Google Mapなどを使えば、
車さえあれば、
捜すことはそれほど難儀ではないようです。

2016年10月21日金曜日

北海道の各地で初雪

ご閲覧、ありがとうございます。

昨日は北海道の札幌・釧路・旭川・網走で、
初雪が観測されました。

旭川で『初雪』を観測しました

http://www.jma-net.go.jp/asahikawa/houdou/houdou_file/houdou161020.pdf

初雪に関する情報は、
旭川地方気象台からしか、
発表はされていません。

昨日の北海道の最深積雪を掲載します。


最深積雪

北海道朱鞠内(シュマリナイ)
10cm  
北海道東神楽(ヒガシカグラ)
4cm  
北海道旭川(アサヒカワ)
3cm  
北海道層雲峡(ソウウンキョウ)
2cm  
北海道札幌(サッポロ)
4cm  
北海道羅臼(ラウス)
2cm  
北海道穂別(ホベツ)
1cm  
北海道鶉(ウズラ)
1cm  

GMTの計算により、
『本当にここで雪が降ったの?』
という所もなくはないですが、
こればかりは仕方がありません。

天気図を確認しますと、
低気圧が北海道の北を発達しながら東へ進み、
北海道は冬型の気圧配置が強まりました。

2016年10月20日03~21時実況天気図


1時間ごとの降水量・気温・降雪量の変化をそれぞれ掲載します。





寒冷前線が通り過ぎる前は、
南よりの風が吹き、
羽幌では30mm/h以上の激しい雨が降りました。

寒冷前線が通り過ぎた後は西よりの風に変わり、
次第に気温が下がるとともに、
雪が降り始めたことを判っていただければと思います。

なお、雪がしっかりと降り始めたのは、
21:00頃からのようです。



その時の気温を見ますと、
気温が1℃以下で、降水があった所で雪が降ったようです。

2016年10月14日金曜日

台風13号経路図・位置表

閲覧、感謝です。

台風13号の経路図と位置表を掲載します。



09月07日09時に熱帯低気圧に変わったとのことですが、
当時は08日03時に温帯低気圧に変わったと判断されたようです。

その時の天気につきましては、
以下のリンクをご確認ください。

2016年09月07日の雨


2016年09月08日の雨


2016年09月の天候(カレンダー)

2016年10月13日の気温

ご閲覧、ありがとうございます。

昨日の最高気温は、
全国的にこの時期としては低くなりました。



日照時間が多かった北日本・北陸・中国地方でも、
平年より低い気温でした。


特に関東地方の気温の低さは、
目を引きます。

原因は、高気圧が関東地方の北にあったためです。

2016年10月13日03~21時実況天気図


このような時は、
高気圧の南側を吹く東よりの風が、
湿った空気を運んでくるため、
関東地方は雲が多くなります。

また、三陸沖から吹く風は、
冷たい海面に冷やされた空気を運んでくるため、
関東では気温が低くなることが多いのです。

2016年10月13日 日本近海海域海面水温図


三陸沖で、海面水温の線が南に下がっていることから、
海面水温が低くなっていることを表しています。

また、このような気圧配置の時は、
日中に最高気温が出ないことも多くあります。

昨日の東京の最高気温は18.2℃でしたが、
この気温は日付が変わってすぐの00:07に記録されたものです。

昨日の東京の1時間ごとのグラフと表を掲載します。

グラフは、気温と日照時間および風向・風速を表示したものです。



1日の気温の変化が小さく、
大まかに見ると、
気温は時間を追うごとに低くなっています。

昨日は夜勤で、
終業後にビルを出た時に、
『寒い』と思い、
上着のボタンを閉めました。

電車には、
マフラーを巻いた女性がいました。

昨日の気温が低かったことが、
関東でも冬が近づいていることなのかと言うと、
少し疑問を感じますが、
あまり専門的な細かいことを伝えることが、
本当に良い情報なのかは、
個人的には疑問に思いますので、
これで終了とさせていただきます。

2016年10月11日火曜日

北日本 季節が進む

閲覧、感謝です。

今日は北海道の釧路で初霜が、
手稲山では初冠雪が観測されました。

北日本では、季節が急に進んだように感じられます。

そこで09月下旬と10月上旬の気温の平年差を確認します。




10月上旬の気温は、
北日本で低く、
東・西日本では高くなったようです。

ここ数年の天候は、
春と秋が極端に短く、
夏と冬が長いような印象があります。

とは言え、あくまで主観的な印象で、
客観的な資料等はありません。

客観的に天気・天候を把握したうえで、
主観的な感覚を忘れない。

我々にとっては、
とても大切なことではありますが、
その二つを両立して伝えるのは、
とても難しいことです。